口腔乾燥症(ドライマウス)

こんなお悩みはありませんか?

  • お口の乾きが気になり話しづらい
  • 唇にひび割れができやすい
  • 水やお茶がないと食事がしづらい
  • 唾液が粘つき、泡立つ

口腔乾燥症(ドライマウス)
について

口腔乾燥症(ドライマウス)は、その名称が示す通りお口の中が乾きやすくなる疾患です。健康な人であれば適量の唾液が出ることで、むし歯菌や歯周病菌を抑えることができますし、食事もしやすくなります。
しかし、お口の乾燥が続くと、舌が乾いてひび割れが起きやすくなります。すると、食事がしにくくなりますし、食べ物の味も感じにくくなります。
また、会話に支障が出る場合もありますし、口臭がきつくなることもあります。さらに、唾液による殺菌ができなくなることでむし歯菌や歯周病菌が繁殖します。お口の中に有害な細菌が多いと、歯のトラブルが起きるだけでなく誤嚥性肺炎のリスクも上がります。

口腔乾燥症の主な症状

口腔乾燥症になると、「食事がしにくくなる」「舌がひび割れて痛みや違和感が出る」「味覚がおかしくなる」「発音がしにくくなる」「口臭がきつくなる」などの症状が見られます。
さらに、お口の中の細菌が繁殖しやすくなるためむし歯や歯周病のリスクが上がりますし、感染症にかかりやすい状態にもなります。

口腔乾燥症の主な原因

口腔乾燥症の原因は薬の副作用によるものが最も多く、他にはストレスや基礎疾患によって起こる場合が多くあります。

  • 薬の副作用

    口腔乾燥症の約6割が薬の副作用によるものと言われています。
    抗精神病薬、抗不安薬、睡眠薬、降圧剤、頻尿改善薬などは唾液の出る量が少なくなったり、身体の水分量が減るなどの副作用があります。
    全身状態にかかわる事なので服薬を中止することはできませんが、薬の種類を変更することで口腔乾燥症が改善することがあります。

  • 糖尿病・高血圧など基礎疾患

    糖尿病や高血圧などの基礎疾患がある方は、口腔乾燥症になりやすくなります。唾液のもとである血液の状態が悪くなっており、唾液の量と質も悪くなってしまうからです。
    また、シェーグレン症候群などの膠原病では、唾液を製造する唾液腺が破壊されてしまい、重度の口腔乾燥症が生じます。

  • ストレス

    人間は誰しも何らかのストレスを受けながら生きていますが、現代社会は特にストレスが多いと言われています。ストレスが多いと緊張状態が続き、交感神経のバランスが乱れがちになります。すると、唾液の量が減りはじめ、口腔乾燥症につながっていくことがあるのです。

口腔乾燥症の治療方法

口腔乾燥症の原因は一つではなく、ストレスや薬剤の作用、代謝の不調や唾液腺の不調など複数の要素があります。そのため、まず検査を行って原因を確認しなければ適切な治療はできません。
当クリニックでは口腔乾燥症の原因を整理し、主に口腔の乾燥状態の緩和を目的とした口腔ケアを行います。患者様の症状によっては、提携している病院への紹介も行っています。

当院の口腔乾燥症に対する考え

口腔乾燥症は、ストレスの蓄積や体調不良、薬剤の副作用や口呼吸していることなど多数の原因によって発症します。また、お口の中が乾燥しているとむし歯や歯周病のリスクも上がります。その点を踏まえると、むし歯や歯周病の予防のためのメインテナンスに通っていただくことが、口腔乾燥症の予防にもつながります。
問診や検査などでお口の乾燥が見られる場合、投薬やマッサージ、食生活の指導などで早期に対応することも可能です。
あらゆる病気に共通する知識として、できるだけ予防すること、発症しても早期に治療することが重要です。その点を踏まえて、定期的に検診を受けることでむし歯や歯周病だけでなく、口腔乾燥症にも備えていくことをおすすめします。

Pagetop
お問い合わせ
  • 予約優先制
  • 各種保険取扱
診療時間
9:00~13:00 / 14:30~18:30
※木曜は訪問診療日
休診日
木曜・日曜・祝日